にかほ市での暮らしを実際に体験して頂き、より具体的に移住を検討してもらう為、平成29年度1回目の移住体験ツアーを実施しました。今回は、神奈川県在住の2世帯が参加されました。今回は、「鳥海山・飛島ジオパーク体験プログラムinNIKAHO」への参加も組み込んだ、2泊3日のメニューで実施しました。
1日目(平成29年7月22日)
概要説明、公共施設の紹介
今回の参加者は、にかほ市を全く知らないということだったので、にかほ市について説明を行いました。併せて、市実施している移住関連施策についても紹介しました。概要説明後は、市役所や医療機関等を紹介しながら市内を散策しました。
海の幸まつり見学
第3回にかほ海の幸まつりに参加するため、にかほ市観光拠点センター「にかほっと」に移動しました。当日はあいにくの天候だったため、残念ながらゆっくり海鮮バーベキュー等を楽しむことができませんでした。
市内空き家の紹介
空き家バンクに登録されている物件を紹介しました。今回は外観のみの紹介となりました。
昼食(にかほ陣屋)
参加者の皆様は海鮮を希望されていたため、お店の方一押しの焼き魚定食を選び、その美味しさに大満足のようでした。食事の際には、料理だけでなく水が美味しいということで水のおかわりもされていました。また、海の幸まつりで味わうことのできなかった生の岩ガキを発見し、特大サイズの象潟産岩ガキを堪能していました。
施設見学
◎TDK歴史みらい館
にかほ市(旧仁賀保町)出身の齋藤憲三氏が設立したTDK株式会社の歴史が紹介されている「TDK歴史みらい館」を見学しました。昨年10月にリニューアルオープンされたばかりの新しい施設で、本市の特徴である製造業の代表的企業・TDK株式会社の「過去」「現在」「未来」の技術や製品などを見学しました。見学ガイドの予約はしていなかったのですが、とても親切なガイドさんから丁寧にご説明を頂きました。
その他、古民家カフェでの休憩も予定しておりましたが、ここもあいにくの天候により初日の宿に向かいました。
宿泊
◎にかほ市温泉保養センター はまなす
旬の味覚と天然温泉かけ流し100%の露天風呂で、1日の疲れを癒すことができたと参加者の皆様にも好評でした。
2日目(7月23日)
鳥海山・飛島ジオパーク体験プログラムinNIKAHO
2016年、日本ジオパークに認定された「鳥海山・飛島ジオパーク」
日本海から稜線を描きそびえ立つ独立峰鳥海山の豊かな恵みあふれる「にかほエリア」のジオサイト(見どころ)を、「秋田県立仁賀保高校」の生徒と、「東北公益文科大学」の学生が紹介して回るプログラムに参加しました。
当日はあいにくの天候により、当初予定されていた「元滝伏流水」と「奈曽の白滝と金峰神社」を見ることができませんでした。その代わり、象潟郷土資料館でにかほ市の歴史を学びました。
◎にかほ市象潟郷土資料館→白瀬南極探検隊記念館→にかほっと→土田牧場→フェライト子ども科学館→仁賀保公民館
宿泊
◎金浦温泉・学校の栖(すみか)
大竹地区の小学校があった場所に建てられた宿泊施設です。硫黄温泉と、最近では珍しいラジウム鉱泉の入浴が楽しめます。1日目とはまた違った泉質で、宿泊者の皆様も喜んでいました。
3日目(7月24日)
自然散策
当初の予定では2日目に行く予定で、あいにくの天候により中止になっていた元滝伏流水の見学に行きました。3日目は天候も回復し、参加者の強い希望もあったため、急遽3日目の予定を変更しました。
滝に近づくにつれ涼しい空気が流れ、実際に元滝伏流水を目にした時、参加者の皆様は感動のまなざしでした。都会では味わうことのできない空気と、マイナスイオンにより癒されているようでした。
意見交換
3日間の感想や市への意見等を頂戴しました。主なものは次のとおりです。
・とにかく水が美味しかった。美味しい水が使われているからか、食事もとても美味しかった。
・車がないと不便かもしれないが、今回のツアーでは特に不便さは感じなかった。
・1日目と2日目で泊まる温泉が違い、色々な泉質の温泉に入ることができて良かった。
・仁賀保高原の風車はとてもきれいなので、もっとPRしたほうが良いと思った。
・移住を考えるうえでは、いくつか段階を踏む必要があると思うので、第1歩目としてこういったツアーに参加するのは良いと思った。